このレビューはネタバレを含みます
人魚の万能薬について取材するためミシシッピを訪れた新聞記者のキャムと姪の少女エル。ロック博士のサーカスで見世物にされている人魚のエリザベスに出会い、キャムは偽物と決め付けるがエルは彼女が本物だと確かに感じる。2人はエリザベスと親しくなっていくが彼女はロック博士から逃れられない運命にあった。
美しい人魚、煌びやかで怪しげなサーカス、何でも治す魔法の薬などワクワクさせてくれる要素がいっぱいで童心にかえって楽しめた。ロック博士のもとから逃れたり決着をつける辺りは少し都合が良すぎて退屈。しかしエリザベスの美しい人魚の姿、彼女を想うキャムの王子様のような佇まい、サーカスの心優しい仲間の活躍に病弱な身体に負けず頑張るエルの成長など見所は充分で、温かい気持ちになれる作品だった。