W.フリードキン監督追悼の意も込め鑑賞
数年前から完全版の存在は知っていたものの、これほど泥臭くサスペンスフルな作品だとは思ってもなく、鑑賞後はグッタリ疲れるほどの傑作！
主人公4人のバックグラウンドをドキュメンタリーチックに丁寧に描きつつ、手ブレや俯瞰を駆使したカメラアングルで、舞台の南米の埃りや臭いを映し出す
本作最大の見せ場の吊り橋シーンは、これが40年以上前の作品とは思えないくらいの緊張感が漲り、まさに後世に残る名場面！
終盤で妄想に取り憑かれるR.シャイダーのシーンは、前2作品を経過してのフリードキン臭が凝縮されているようで素晴らしかった
ラストシーン、決してタダでは終わらないエンディングもものすごい好み
『フレンチ・コネクション』『エクソシスト』に本作と、たった10年で立て続けに3本もの傑作を撮ってしまうってホントにとんでもない監督ですな
あらためてご冥福をお祈りいたします
