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グリーンブックのcookieのネタバレレビュー・内容・結末

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

カーネギー・ホールの階上に住む裕福な黒人ピアニストと、ツアーに同行する為に雇われた白人運転手との8週間が、実話をもとに描かれている。

演奏会に呼ばれるVIPでありながら、控室が物置、トイレやレストランが白人とは別など、ステージ以外では差別待遇。街では試着を断られたり、警察官までも...。そんな時でも品位を保つことで、白人からの蔑視に静かに抗うシャーリー。
一方で、トニーが車の故障を直している間、畑仕事をする黒人たちからシャーリーに向けられた眼差し。白人からも黒人からも同じに見られていないことを感じるシーン。

警察官の台詞にあった「おばさん」、プールの場所がYMCA、そこから同性愛を示唆していると思われる。

気になった台詞
・教養があるように見られたいから、演奏を聴きに来る。
・弟が気になるなら、先手を打て。

「ドライビング・ミス・デイジー」「最強のふたり」に通じるものを感じる作品。

マハーシャラ・アリの静かな演技が光っていた。
一番のお気に入りはラスト!
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