このレビューはネタバレを含みます
アカデミー賞取った時に映画館に観に行きました。
グリーンブックとは、合衆国内で黒人でも利用出来る施設が掲載されてるガイドブックのことを言うそうで。
黒人の天才ピアニスト・ドナルドと、彼に運転手として雇われたトニー・"リップ"。
グリーンブックを頼りに、ドナルドの南部ツアーに出発する2人。
ゲストなのに控室が物置部屋だったり、テーラーでオーダースーツを作ることを拒否されたり、レストランでの食事を断られたり…
差別する側は、本当に何の悪気も無く、当たり前のように振る舞うので余計残酷に感じました。
差別を受けながらも毅然に振る舞うドナルドが、時折激情的になるところや、それを目の当たりにしたトニーの意識や価値観が変化していく様子に心がギュッとします。
実際、黒人差別は現在でも無くなっていないし、最近でも世界的な黒人差別への反対デモが起きていたりする中で、その現状を知るためにも観るべき映画だと思いました。