このレビューはネタバレを含みます
子供の頃新聞の広告欄によく高橋竹山公演っていうのを見てすごい津軽三味線の人なんだなとは理解してましたが、曲は映像や音源で聴いていたものの本人の人となりは全然知りませんでした。
目の見えない人は
男性は三味線
女性はイタコ
というのは知っていましたが、同じ時代に生きていた人、実際観たことがなかったので、聴いてみたかったなと感じました。
生きるために必要だったから、信じられない位に練習したし、もあるかもしれませんが、なんと言ってもご本人の人間的魅力があったんだなと感じました。単純におしゃべり(MC)がめちゃくちゃ面白いし魅力的。演奏だけでなくまた観たく聴きたくなるところかと。
お弟子さんたちがお話してるエピソードも、面白い。
もっと色々あるなら残して欲しい、と思いました。
また、製作者の意思があまり感じず、事実を繋いでいるところが逆に良かったです。観た人がそれぞれ感じ、考えてくださいといった感じで。
津軽三味線だけでなく笛もやるんですね。
青森出身だからか、観て良かった作品でした。
2024-14