カズナリマン

悪魔はいつもそこにのカズナリマンのレビュー・感想・評価

悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)
2.4
うーーーん、脚本の生煮え感がハンパないのが残念!
とんでもないオールスターだし、トムホランドがやっと出演できた非アベンジャーズ映画なのに!
結局また正義のティーンやってるしw

こーゆーアメリカの暗部的な話を、人種やら戦争やら宗教やらを交えて語る小市民の大河っぽい映画って他にもあるけど、本作って要素はいろいろあれど、どの面も浅さが悪目立ち…
イタズラする牧師とか、戦争のトラウマとか、村八分とか、いじめとか、絡み合ってなんとなく広さは確保できてるけど、奥行きゼロか!

どのキャラも、表面的で、描かれる「葛藤」とかがわかり安すぎるし、それを乗り越えるのが早すぎ!もっと悩んで、葛藤して、思いもよらぬ決断を見せて欲しかった。

そーゆー意味で、典型的なNetflixダメオリジナル映画に見えちゃった…
なんかパッケージは派手なのに、脚本に時間かけてないっぽいというか。
マリッジストーリーとか、ROMAとかアイリッシュマンとか、作家性が強い監督に好き勝手やらせた映画じゃないとイイものができないとなると、いつまでもNetflix映画のブランディングはできないよーー!
もっとがんばれ、ネトフリ。