みかん

アド・アストラのみかんのネタバレレビュー・内容・結末

アド・アストラ(2019年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

なかなか感想が書きにくい作品。。。
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」の影響で、ブラピ見たさに観賞しました。
ブラピはひたすら男前でした!憂いある表情ひとつひとつに魅せられました。
ただ、話としては、正直あまり楽しめなかったです。
映画館で眠くなっちゃいましたよ。。。
こんなことなかなかないです。。。
ブラピ演じるロイは、感情の起伏を制御し常に冷静さを保っている。
激情を伴わない彼の胸中を、宇宙という閑静さの中で描くことで、ひたすら淡々と物語が進んでいく。
そういう演出なのかもしれませんが、私には冗長にさえ感じられるシーンの連続でした。
さらに、同じような展開が繰り返される。
行く先々でハプニングに見舞われても、ロイは危なげなく助かる。
彼は軍所属で強いから??
にしても、他のパイロット達は色々うかつ過ぎないか。。。彼らもプロのはずなのに、いきなり狭い空間で闇雲に発砲とかするし、自動操縦できないし。
打ち上げ直前の宇宙船に外から乗り込むとか、不可能なのでは!?
孤立した宇宙船で数十年も生きていけるものなのか、メンテとかどうしてたんだろうか。。。
猿に襲われるシーンも、何でこんなとこにいる?どこに輸送していたんだろ??
ラストの宇宙船の一部を盾にして星屑を防ぐシーンとかも、あんなん一瞬で木っ端微塵になる気がするし無理があるんじゃ、とか。
穿ち過ぎた見かたかもしれませんが、入り込めないぶん、色々と気になって仕方なかった。
リアルっぽく描いているから尚更。
ロイはどうせ助かるってわかってるから、途中から緊張感もなくなってしまって、見ているこちらまで妙に淡々とした気持ちになってしまいました。
色々不満を書いたけれど、この作品が悪いということではなく、私には合わなかったみたいです。

やっとたどり着いた父親はもはや正気ではなく、息子に対しての愛は感じられなかった。
それでも、ロイが父親を愛していたことは変わらない。
最後は、父親から解放されたような、やっと自由を手に入れたように見えました。
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