平久保百年子

連鎖の平久保百年子のレビュー・感想・評価

連鎖(2018年製作の映画)
3.9
原題は「石ころ」。
このままのタイトルの方が良い。よっぽど伝わる。

偶然が重なり負の連鎖が止まらない…この映画のキャッチコピーですけど、私、それ、なんか違うと思います。

だって真実を知るきっかけとなるであろう偶然は、見なかったことにしてる人がいます!酷いなあ、あの保護司。真実じゃなくて自分の予想を外したくないだけじゃないですか!それがいい大人のすることか!

「人間は信じたいものしか信じない」とはよく言いますが、それならそれで、ソックの親代わりである司祭様には最善を尽くしてほしかった。何故あんな修羅の群れと化した村にソックを置いたままにしてるのか。アタシが司祭様の知り合いだったら、ソックの身柄を別の場所に移そうって言う(そしたら別の映画になっちゃうか)。

ウンジ役の子、とても綺麗で独特な雰囲気がある。最初見たとき男の娘かと思った。

ラストは希望も何も無いかのような終わり方だったけど、あのあとにはちゃんと続きがあると思いたい。
ウンジが空を飛んでソックに会いに行く思いを描くシーンがあったみたいに。

2024年3月12日 Amazonプライムビデオで視聴