色々想像させられるラスト。
ソックが純粋すぎるから、まわりの大人達が余計汚れて見えた。
キム先生、ソックの事を最初から危ないと決めつけて、彼を知ろうともしなかった。
ウンジの笑顔が真実なのに。そこは見ようともしない。
そんな人が、あの現場を見たら、そりゃそうなるだろうけど、キム先生の証言だけで色々進んでいくのが怖い。
神父さんも仲良かった村の人たちも、ソックを信じてくれない…本当はどこかでソックを偏見していたんだろう
誰もウンジの話を聞いてくれない。精神を病んでしまった…と自分達が見たいようにしか見ない。
本当は誰も真実を知らないのに、どうしてみんな『悪い想像の真実』を見ようとするんだろう。
性犯罪って女性の主張が強いのは仕方ないけど、これで沢山の冤罪も生まれてるんやろね。
ただ自分も、もしあの現場を見たらソックを信じてあげられるだろうか。
神父さんの立場にも、キム先生の立場にも村の人にだってなりえる…
ウンジの義理のお父さんへの反応やスケッチブックの絵、オオカミの刺青、ソックが会いに来た時のウンジの反応、気付ける所は沢山あった。
そして最後はキム先生も気付いたはず。
でも保身に走るんだろうね…
ソックに偏見なく接し、誰よりもソックを信じていたウンジが一番大人だった。