『君は囚人だ。イカれた母親の囚人同然だ』『明日が…我らにもたらさん…勝利を』(映画本編の会話より引用)
梟のいう『イカれた母親』の一言が物語の半分。後半分は母親のせいでしっかりせざるを得なかった女の子マチルドの少しの空想と現実を織り混ぜて描く。
梟が全編出てくるので、梟を見たかった自分には贅沢だった。かわいい…🦉梟は本当に喋るのかわからないけど、目を見開いたり背伸びしたり、目を細めたり演技が達者✨
母親役=監督さんですが、普通とイカれているの境目にいる雰囲気が上手かった。どうしてイカれたのか、というのが語られない消化不良感は否めないが、それを上回る詩的な表現や風景の数々が美しくて感性に訴えてくるのが良かった。
部屋のインテリアや洋服もいちいちお洒落でカラフル、ラストの曲もなんだか涙腺にきた。おすすめ…。
