gyaoで視聴。ベトナム映画
北ベトナム、絹の里の富豪のもとに嫁いできた14歳の第三夫人。女たちの愛と哀しみが眠る桃源郷を舞台に紡がれる、ある一族のファミリーヒストリー。
19世紀の北ベトナムの秘境、息を呑むような美しい渓谷に囲まれた絹の産地。穏やかでエレガントな第一夫人、色香あふれる第二夫人を持つ大富豪のもとに、14歳の第三夫人が嫁いでくる。第一夫人には一人息子、第二夫人は三人の娘がいたが、一族にはさらなる男子の誕生が待ち望まれていた…。
男児を生むことのみが女の務めとされていた時代の話。
静かで美しいベトナムの風景と、官能的な女たちの佇まいが非常にマッチしていてとても美しい映画に仕上がっている。
女たちはまさに「生む機械」でしかないのだが、作品では静かな語り口で進むので、その悲哀が前面に出すぎず、物静かな悲しみの味わいになっている。良作
ベトナム本国では「児童ポルノになるのでは」とわずか４日で公開中止になったらしいが、別に激しいシーンはないので、ただのR指定でちょうどよいと思う。
