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ジェネレーション・ウェルスのKのレビュー・感想・評価

3.2
個性的なセレブたち。25年間の記録。犬の美容整形。『レス・ザン・ゼロ』。金本位制。グローバル資本主義。ゴードン・ゲッコー。「道徳は学ばなかった?」。「テレビは暴力的だ」。カーダシアン家。並行して始まる監督の自分語り。サルモネラ菌。仕事中毒。2008年。「親に抱きしめられた感じかもな」。「電話の電源を切って」。拝金主義。快楽主義。「愛する人たちともっと過ごすこと」。ステージママの危うさ。笑顔すぎる監督の母。監督が冒頭に語っていた「どれだけ裕福になろうと人は満足しない」に沿った映像と構成になっていた印象。下品さ惨めさに特化した切り取り方。そこに意図を感じずにはいられないため、まあこういう人もいるよねという感想になる。本作に登場する人々に共通していたのは孤独かもしれない。穴埋め。マズローの欲求五段階説を思い出す。富とは、豊かさとは何か。生きる上でお金があるに越したことはなく、結局のところ大切なのはやはり使い方。何事も程々に…に尽きる。ティファニーさんの最後の表情は良かった。
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