akihiko810

スケート・キッチンのakihiko810のレビュー・感想・評価

スケート・キッチン(2018年製作の映画)
3.8
gyaoで視聴。アメリカ映画

ニューヨーク郊外に住む17歳の内気な女の子カミーユはスケートボードに熱中しているが、怪我が原因で母親からスケートを止めるように言われる。そんなある日、彼女は“スケート・キッチン”という女の子たちだけのスケートチームと出会い、彼女たちの一員となる。母親との関係は悪化しつつも、どんどんスケートにのめり込んでいくカミーユは、謎のスケートボーダー男子に恋をする。

実在する女子スケボーチーム「スケート・キッチン」(「女はスケートなんてしないでキッチンに入ってろ」という男からのクソリプを揶揄したチーム名らしい)の実際のメンバーが出てる。そこに加入した内気な女子の気だるい青春成長もの。
リアルなNYの風景、そこに溶け込むスケーターガールがかなりカッコいい。ドライなドキュメンタリータッチの映像が非常にマッチする。
主人公カミーユの、「自分が大人の<オンナ>になる」ことへの不安と嫌悪、無理解な母への苛立ち、コミュニティーの仲間とのいざこざ、など思春期の苛立ちがかなりクリアに描かれた青春成長ものとしても、かなりできのいい作品になっている。
公園で、そしてNYの街中でカミーユたちがスケボーを滑る様子はかなりカッコいい。佳作。
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