夕

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンの夕のネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

上映時間3時間半に多少身構えてたけど,鑑賞中に長いなあとか思うことが一回もなかった気がする,よくわからんけどそれくらいよくできた映画やったってことなのか
まともな捜査官が現れてからムードが変わり本格的なサスペンス映画に移行した,そこを節目に前後分けるならば,前半の閉じた感じが特に好き
冒頭の石油が湧き出してオセージの人たちが一気に西欧的な近代化に進んだシークエンスからすでに嫌な予感が漂っている
ロバート・デ・ニーロの優しげなセリフの裏側にある隠しきれない悪意の滲み…食えない老獪っぷりが凄まじい,逆にディカプリオのキャラクターは思ったより平凡というか,正味雰囲気だけならもっと狂気に走ってもおかしくないように感じた,妻への投薬が彼女にとって良いことなんだと信じて疑わなかったあたりはある意味狂気的ではあるけど…
てかこれ1920年代ってことは同じくディカプリオの「華麗なるギャツビー」と年代的にはほぼ一緒なのか,地域差えぐいな
夕