くさむすび

オオカミの家のくさむすびのレビュー・感想・評価

オオカミの家(2018年製作の映画)
3.9
英語弱者なので、コロニーから逃げ出した女性と2匹の豚(後に変化)の話という冒頭のあらすじ的なものを頼りにずっと見続けていたが、ダークな世界観とそれに融合する斬新なストップモーションアニメの表現方法に心酔した。人形がドロドロに溶け、それがまた新しい舞台を展開する。場面転換も無駄がないし74分なのであっという間に時間が過ぎた。組織の外から逃げ出したマリアの生活を描くことによって逆にコロニアの残虐性を強調させるというか、恐ろしさが伝わってくる。これは誰の悪夢なのか。
日本語字幕で詳しいニュアンスなどを確認したいので、劇場公開されたらもう一回見に行きたい。今以上に評価上がるかも。
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