Shota

人間失格 太宰治と3人の女たちのShotaのレビュー・感想・評価

4.3
再鑑賞2022/11/2
太宰が人間失格を書くまでの物語。酒とタバコと女に蝕まれながら生き抜く太宰は、ある意味爽快感に溢れていた。あんな余裕があったら、かっこよく見えてしまう女性は多いと思う。恋と革命よりも、藤原竜也演じる坂口安吾が「もっと堕ちろよぉ」と諭すシーン、宮沢りえ演じる妻美知子の「壊して書きなさい」と力強く伝えるシーン、太宰が死ぬ間際の書く書く書くからのぶくぶくシーンが特に印象的だった。世の中がちょっと歪んで見える人じゃないと、物書きにはなれない感覚にも納得できる。やっぱりプロの酔っぱらったり泣いたりするシーンの演技力はすごいなぁ、、。

変わらず、小栗旬みたいな男として生まれたらな〜、と思わずにはいられない作品だった。
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