ストップモーションで撮影した独自のピノキオ
ロバになる代わりに少年兵になりそうになったり、キツネとネコと人形師のキャラが1人にまとめられていたり、我々がよく知るピノキオとは内容が異なる部分もあり、より現実的?な話になっている(十分ファンタジーだが)
デルトロのダークな感じとらしさとピノキオのファンタジー感がちょうどいい具合に中和されている
ファシスト時代のイタリアを舞台に各キャラの対比がアイロニックに描かれていることや、ゼペット爺さんとピノキオの心情の移り変わりが前半と後半でガラリと変わっているのがみんながよく知るストーリーに奥深さを与えている
よく知る話が軸ということもありデルトロの中では印象に残りづらいが、それでもダークさが垣間見える中でのプラスなラストで嫌いじゃなかった
クジラがクジラじゃなくて怖いが、視覚効果は満点