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クーリエ:最高機密の運び屋のStroszekのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

フルシチョフ-JFKの冷戦時代。キューバ危機を回避できたのは、ロシア連邦軍参謀本部情報総局大佐オレグ(英語名アレックス)・ペンコフスキーと、イギリスのセールスマン、グレヴィル・ウィンのスパイ活動のおかげだったという実話に基づく話。

これ絶対オレグを主役にした方が物語に厚みが出たと思う。オレグを演じたメラーブ・ニニッゼの顔面説得力が凄い。

とは言え終盤、激しい拷問を受けたのにもかかわらず「ウィンは荷物の中身を知らないで運んでいた」と証言したオレグと、それを知ったウィンが「君がやり遂げたんだ」(核戦争を回避したんだ)と叫ぶ場面は胸が熱くなった。余計なことを言ったら刑期が延びると分かっていながらも、おそらく処刑されるであろうロシアの友人にそう言い残したことが分かったから。
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