HIMAWARI

アスのHIMAWARIのネタバレレビュー・内容・結末

アス(2019年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

少女は幼い頃、家族とビーチに遊びに行き迷子になった。そこで不思議な鏡の館に迷い込み、恐ろしい経験をした。少女はショックで口をきけなくなった。
時は流れ、少女は大人になり夫と、娘と息子2人の子供を授かった。ある日、家族で恐ろしい経験をしたビーチに遊びに行くことになった。彼女は嫌がったが、家族が喜ぶ姿に行かざるをえなかった。そのビーチで息子が例の館と血を流す変な男見つけるが、何事もなく家路に着く。そのビーチに行った夜、彼女は夫にトラウマを打ち明けるがあまり取り合ってくれない。すると、外に4人の人影があるのに気づく。撃退しようと試みたが、返り討ちに遭い、彼らと対面する。彼らは私たちだった。もう一人の彼女はしゃがれた声で”自分は陰である”と語り出す。殺される寸前で逃げ出すことに成功した家族一行は、知り合いの家に逃げ込むが、全て”影”に殺されていた。警察をかけても出ない。ニュースでは街中で赤い服を着て、ハサミを持った人間たちが人を襲っている様子が映し出されていた。救いがないと悟った4人は街からの脱出を試みる。車に乗って逃げようと試みるが、再び自分たちとの影が襲ってくる。家族は散り散りになり、彼女は満身創痍になりながらある研究所にたどり着く。そこで自分の影は自分たちはここから生み出されたのだと語る。この研究所は、政府が上の人間を操るためにクローンを造るための場所だった。身体は作れても、魂を創り出すことは出来ず、地上の本体と魂を分けた存在だった。その本体を羨み、地上に出ることを何年をかけてクローンたちは計画し、そして実行された。
彼女はギリギリ自分のクローンに打ち勝つことができた。そして家族と再会する。

 彼女は運転しながら、幼い頃に体験したあの事件をおもいだした。あの鏡の館で、自分は目の前の自分の首を絞め気絶させた。気絶した自分を研究所に連れ帰り縛りつけた。そして私は彼女の代わりに地上に出たんだ。
HIMAWARI

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