期待どおり笑わせてもらった。
軽妙な台詞回し。
皮肉と嫌味と金銭欲と性癖と愛情が交錯する。
善くも悪くも騙す嘘、取り繕う嘘。悪い嘘ばかりではないけれど。
英雄は、なりたくてなるものではなくて、環境によって作り出されるもの。
英雄譚はワクワクするけど嘘とあんまり変わらなくて、一方で実話は重くてつらい・・・。
序盤は女ったらしのクズ野郎にしか見えない大尉が、終盤のあのシーンですっげーイイ奴に思えた! でもやっぱり基本はゲス野郎でステキw
ただ・・・なーんかもったいないなあと思うのは、エリザベットの描写不足。彼女がどうしてああいう振る舞いをするのか、掘り下げて欲しかった。何となく親子関係に問題があったのだろうかと勝手に思いを馳せてますが。
大尉についても同様な印象ですが、彼については後半から印象が変わるので、エリザベットほどの物足りなさは感じない。
ポリーヌにも笑わせてもらいましたww
軟弱そうなニコラが、意外にキレやすくて実はアレの名手、という設定もステキw