ひなた

パパは奮闘中!のひなたのレビュー・感想・評価

パパは奮闘中!(2018年製作の映画)
3.6
ポスタービジュアルやタイトルから育児に悪戦苦闘しながらも奮闘するパパのほっこりコメディかと思っていた時期もありました。。
ただ、実際にはそんな考えは綺麗さっぱりと消え去るシビアな現実が待っていた…。

ギョーム・ゼネス監督と主演のロマン・デュリスの舞台挨拶付きだったんだけど、トークで印象的だったのが、監督が言っていた育児放棄した女性への世間の目はまだまだ厳しいということ。

確かに母親が慣れない様子で育児をしていたら子どもが可哀想とか厳しい目で見られるのに、同じことを父親がしていたら大変ながらも頑張っていると微笑ましく見られがちなんじゃと感じるし、そんな目があるのに育児放棄した日には…だよなぁと。

子どももいなけりゃ、子育ての現実なんてこれっぽっちも知らないから、ついつい子どもが可哀想だとか子どもを中心に見がちなことが多かったんだなぁと、気付きの映画でもあった。

そして、劇場では少数派だったけど、
自分はわりと悲観的な未来しか描けなかったな…。
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