さすが!リン・マニュエル・ミランダ!
それに尽きる。
全編ほとんどセリフはなくて、ほぼ全てが音楽でできている。
そういう意味では、ミュージカルではなくオペラ的な作品だろう。
正直、ミュージカル映画として観ると、面を食らう。新しいジャンルというか、ミュージカル映画の転換点を目の当たりにしている気分になる。
何がそんなに素晴らしいのかというと、①音楽②ダンス③演出の3点だ。
①ミュージカル×ラップの相性がこれほどまでに良いのかと、ただただ驚いた。ミュージカル史に新たな歴史をつくった作品と言っても過言ではない。
②ダンサーだけでなくキャストのダンスもすごい。ラテンな振り付けで動きだけでなく、文化を感じることもできる。どのダンスも思っているより2回くらい多く回転している。
③色彩が素晴らしい。また、リスペクトを込めたオマージュもあり、飽きさせない仕上げだ。
このテイストで他の作品も観たい!となる。
そうなるとやはり、ハミルトンが観たくなる。
舞台版も良いが、いつか、映画化してほしい。