ホイットモア大統領

超・少年探偵団NEO -Beginning-のホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

超・少年探偵団NEO -Beginning-(2019年製作の映画)
2.9
帰ってきた少年探偵団!!!

映画友達から「高杉真宙出演作品にハズレない説」を提唱され、確かにそうだなと楽しみにしていた作品。
そして俺たちの堀田真由ちゃんも出てる!となれば、否が応でも期待しちゃう。

…が、ハズレたー!!!!!!

これ、製作陣の皆さん原作読んでないでしょ?笑
恐らく佐野岳との『仮面ライダー鎧武』(未見)コンビ × CV神谷浩史でイケると思った臭がぷんぷんするぜ!!

ストーリーは、小林少年のひ孫で “4代目小林少年” である芳狼(高杉君)が、同じく明智小五郎のひ孫の小夜(堀田ちゃん)、親友のワタリ(佐野君)らと共に、現代に蘇った二十面相、そして、学校の七不思議の「青毛布」に挑むというもの。
元は2117年(!)を舞台に、“7代目少年探偵団” の活躍を描くアニメ「超・少年探偵団NEO Project」の一環らしい。

とにかく92分しかないのに、ストーリーが詰め込み過ぎでとっ散らかっており、そのくせ勿体ぶった演出が多く色々中途半端。

4代目小林少年も “指輪の誘惑に負けまくるフロド” みたいにどんどん拗らせていくので、どうしたってサムポジションの佐野岳を応援してしまうのもなんだかな。

それに、この世界観でロボットやSF要素は原作にあるから良いとしても、精神的な繋がりとかオカルト要素は違うんだよな…かといってミステリーでもないし、なんだろ…「ぼくのかんがえたしょうねんたんていだん」て感じ笑

けど最大の戦犯は、ジャケ右下の丸刈り眼鏡先輩。
ただただうるさいし、空回りぶりが笑えないばかりか本当にイタくて見るに耐えないのです…何なら事件解決で1番の被害者になるという衝撃展開付き!笑

佐野岳と小林親父(丸山智己さん)のアクションはカッコよかったので、二十面相との戦いに絞ったアクション・ミステリーに振り切ってたらなとタラレバ。
あと、言わずもがな堀田ちゃんの制服姿 ←ここ大事。

ちなみに個人的ベスト真宙作品は『見えない目撃者』。
ベスト真宙は『散歩する侵略者』です。