５人の強盗団が、競馬場から３０００万ドルを強奪。５人は大金を金庫に隠して、それぞれ暗証番号を割り振り５人が揃わないと開かないようにするが、メンバーの１人が殺され番号の一部が露出。大金を狙う者達との間で激しい争奪戦を繰り広げる。メキシコ製のクライムサスペンス。
登場人物が多い割にはそれぞれの背景と人物関係の説明が足りず、誰が誰だか分からなくなり混乱します…。強盗シーンよりその後のゴタゴタがメインなので、クライムサスペンスというよりは犯罪群像ドラマと云った感じ。
物語の展開は回想シーンがメインで戻ったり進んだりと忙しい。この辺りの掴み難さもネック。アクションシーンは銃撃戦メインで地味。派手なカーチェスなどを期待すると肩透し…。
回想シーンで二転三転する感じは「ユージュアルサスペクツ」みたいなのを目指したのかな？何となく彷彿とさせる感じですけど、とっ散らかっていてあそこまでの完成度はない…。
走ってのチェイスシーンとか所々に魅力的なシーンはあるものの、突き抜けた面白さがないのが残念。事実を知っても「ふーん」という印象しか受けません。悪くはないですが、少しインパクトに掛けました。でもこの雰囲気が好きな人はハマる映画かなと思います。
