このレビューはネタバレを含みます
フェチフェチ映像だし、めちゃ金かかってそ〜〜と思った。宇宙規模で貴族とかが絡む感じの政治の世界と、宗教がうまいこと噛み合っているタイプのアレだ〜と思う。壮大じゃ〜。公開当初にロードオブザリングとか、スターウォーズを見た人もこんなきもちだったかな、と思いながらみる。
作品世界の規模の大きさ、時間の壮大さ、でかいIMAXの画面に、圧倒される。
舞台設定の根底からフィクションであるタイプの作品の中では、既視感のある設定と設定の掛け合わせという感じがあるけれど、小説を原作として背負っているからなのか、細かい部分の詰めとかしっかりしててあんまりげんなりしない。物語のための設定になっていると思う。
あと、独特な世界の仕組みの説明が、説明的ではないが見ているとすんなりわかる形に設計されてて、めちゃクソうまい〜〜。
夢や予言の映像、voiceの届ける命令のイメージの表現方法も巧みで、メッセージを思い出した。
これ、映像化最後までできるんだろうなぁ……?ってちょっと不安になりながら見ていたのだけれど(ファンタジー映画は大体予算がめちゃかかるが興行収入が足りなくなり、途中で途絶えるということが多々あるので)、噂に聞くと原作の半分くらいまで進められているらしい(3部作にするかもという噂もある?)。よく分かってないので原作読むつもり。
スパイスによって搾取されるのとか、今後起きる争いが聖戦と呼ばれるというのは、現実の歴史に対する皮肉めいた何かがあるのかなと思ったのと、アラビアのロレンスとかみてみたほうがいいですかもしかして…?という気持ちになった。
タール風呂の発想がさいこう。
面白かったな〜。