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DUNE/デューン 砂の惑星のYOKのレビュー・感想・評価

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)
3.3
映画館の予告で何度も何度も観たけど食指がわかない1本だったのね。あたい、頭弱いからこういう荒廃した世界で人間が争ってて、しかも謎の力を持ってたり救世主がいたりとかする系、理解力が及ばんのよな。あと、その世界独特の単語とか覚えられんくていつもこんがらがる。フ、フレ…メン???

フレメンと革命軍がスパイスを…って下りで、スパイス欲しさに国をとび出てインド行く予定が間違えてアメリカ行っちゃったイギリスが頭よぎった。スパイスはどの世界線でも争いを生み出すんだね、勉強になります。(ニコッ)

心配するシャラメを他所にモモアちゃんが「人はいつか死ぬ」って格好よく言うの、煉獄イズム感じて泣けた。けど私はアラキスだのアラコンメンだのメラディスだの牛に殺された祖父だのと言った独特の単語に?????だったので開始15分で限界感じてたりもしてた。

だんだん頭が混乱した結果、「スパイスを手にして美味しいカレーを作った方が勝ち!」みたいな映画なのでは?とすらと思ってしまった。ラストはみんなでインド映画らしく踊りくるお。


独特単語のまとめを以下に。

・アトレイデス…ティモシー・シャラメ演じるポールの公爵家。惑星アラキス(デューン)の管理権を手に入れてことで大変な目にあう。

ポール…アラレイデス家の後継者。今最もセクシーな俳優で注目株であるティモシー・シャラメが演じる。図らずともヒーローになってしまう運命の元に生まれる。チャニの夢見がち。

レディ・ジェシカ…ポールのママでポールパパの愛妾。秘密結社のボスである老婆に女産め言うたやん!とパワハラされてる。ストレスヤバそう。

・メラディス…なんかすごいスパイス。寿命伸ばしたり頭良くしたり高速で旅行できるからみんな欲しくてたまらん。カレーは作れない。

・サンドワーム…でかい幼虫。気持ち悪い。

・フレメン…惑星アラキスの先住民で反逆者。帝国側からは野蛮人扱いされてるけどスパイスについて誰よりも詳しく、ポールを救世主として信じるようになる。目が青くて美しい。

・チャニ…ポールの夢に出てくる美女。アラキスの先住民でフレメンのメンバー。ハルコンネン家が大嫌いでポールの運命。みんな大好きゼンデイヤが演じている。あんま出てこない。

・ハルコンネン…元アラキスの統治一族。アトレイデス家とは数百年にわたり対立関係にある。みんなスキンヘッドで統一しており、ツーブロックにしたいなどと言うやつには容赦しないタイプの残虐さを兼ね備える。


こんな感じかな。(やりきった感)
映画観る前に大体の設定と勢力関係とかをおざらいしておけばすんなり世界に入り込めるかもしれない。如何せん、最初から独特の世界観なので知識なしでは難しい。

意識を操るだのなんだのと言った特殊能力もあったりするので、私のような「SF無理…特殊能力とかX-Menが限界…助けて…」タイプの人は、いっそネタバレがっつり読んでから見た方が楽しめるかもしれん。邪道だけど。

唾を吐き合うことで敬意を表すところ文化の違いやーって謎の感動を覚えたわ。謝罪の王様思い出した。わきげぼーぼーじゆうのめがみ。

軽い気持ちで見れる娯楽映画って感じではなかったかな。もっと頭使うし知識も必要。謎単語が出てきても柔軟に受け入れ、つまりこれはスパイスを絡めた派閥感の争いに帝国が絡んできていて、さらにはアラキスの先住民も関係している複雑で且つ重厚なSF超大作なんだな!と理解できたら楽しめるのだと思う。

ストーリーはすごく壮大だし、トンボみたいなヘリとか格好良いし、俳優陣豪華だしで観ていていて目が嬉しいところはありつつも、やはり今ひとつ設定が難しくて着いていけない感はあったかもしれん。

突き詰めればストーリーや派閥の争いなんかもそこまで難しくないのかもだけど、聞きなれない単語とそもそも私はSFが苦手っていう潜在意識が邪魔して楽しみきれなかった。

思ったより人が死にまくってしまったので続編ではまた新たな俳優陣がセッティングされると思うと、寂しいなぁと思いつつ誰が参加するのかなワクワク!ってのもある。けど、私は続編観るかって言われたら、うーん。配信あればみるかもしれないけどまた設定わからなくてぼんやりしそう。

全然ゼンデイヤ出てこなくて泣いた。全然ゼンデイヤ出てこないじゃん…そのくせ人が唐突に現れるから「誰?」ってなること多かった。え、ゼンデイヤどこ?続編では活躍するの???

むつかしかった…(おろろん)
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