…感想がなかなかまとまらず。
ベニーが必死で闘ってる姿に胸が締め付けられて苦しくなる。
ベニーだけが全て悪いわけじゃないのに。ベニーも苦しいはずなのに。それなのにベニーの全てを否定されていく辛さ。
そんな中でも、存在丸ごと受け止めてくれたミヒャの存在がどれだけベニーにとって救いになっていたか。
忘れていただけ、と強く抱きしめて制御するシーンや、「パパ」と叫ぶシーン、あの辺りはとにかく泣いた。
人生ってうまくいかないんだよなぁ。
今度こそうまくいきそう、って見えてもすんなりとはいかない。
本作を通してシステム・クラッシャーと呼ばれる子どもの存在を初めて知った。
幼少期の愛着の大切さや家庭環境はもちろん大事。その後の環境や措置ももちろん大事。簡単な話ではないんだといろいろ考えさせられた。
これってドキュメンタリーだっけ?って錯覚させられるくらい、ベニー役の子の演技が凄まじかった。