Ryo

在りし日の歌のRyoのレビュー・感想・評価

在りし日の歌(2019年製作の映画)
3.3
1980年から2010年の激動の中国に翻弄される夫婦の話。時系列がバラバラでパズルのように組み合わせてみる3時間。30年の間に高度成長により価値感が変わっていき当たり前だった事が10年後には当たり前ではなくなる。中国の家庭の暮らしの変化も興味深い。

一人っ子政策により2人目の妊娠を強引に治療されてしまうが、1人息子を亡くしてしまう。その悲しみは何十年も夫婦を蝕み続けた。

ご時世や大衆意識に流されて判断するのは危険だと思う。自分の軸となる価値感で判断して決めたなら、こんなに長く後悔に苦しまなくてよかったのに。でも中国ってやっぱり怖いなあと感じた。
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