なな

ニューヨーク 親切なロシア料理店のななのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

娘と真夜中の映画鑑賞。

ヨギボーセットして
娘の好きな映画。

事前情報なし。

これはとても好きな映画。

何しろビルナイがいるから
期待はしてたが期待以上。

色々な訳ありを抱えた人間全部
黙って受け入れる
ニューヨークの潰れかけた
老舗のロシア料理店。
ロシア語訛りを演出して
キャビアだけを出す。

なんといってもみんな根掘り葉掘り
尋ねる事がない。
テーブル下に人が寝ているのを
みるなり何も尋ねず
食べ物を差し出すのがしびれる。
心配事を抱えて八つ当たりされても
黙って気遣う寛容さ。
察する、って尊い。

なんで外から出た??ジュード。
…と思うがそうだよね
あの頃の男の子って
突然どっかいっちゃうんだよね。
息子を思い出し納得。

まあほんとアリスとかすごい
いい人で
世の中
世知辛いけど確かに
奇跡みたいに
良い人って存在する。

でもでも。
なんといってもアンソニー!
お手柄でした。
ただ恐怖に竦むのでもなく
ママを守り頭使って親父を追い込んで
最後は勝つ。

余韻が温かい
映像の美しい映画でした。

にしても。
時折り娘が挟む感想がなかなか
核心を突いている。
色々こちらの方がハッと気づかされる。

彼女はホームレスが
お兄ちゃんを気遣ったのに
ママが塩対応だったのが
どうしても気に入らないらしい。
うんうん。わかる。
その感じ。

子供とのこの時間は
至福だなあ。
なな

なな