まぐらいだあ

ミッドサマーのまぐらいだあのレビュー・感想・評価

ミッドサマー(2019年製作の映画)
1.9
あまりにもつまらない。
映画館で観たことを後悔するレベル。
終始早く終わらないかなと思いながら観ていた。
まるで目的地のない電車に乗って脱線しているそんなホラー映画。

前作「へレディタリー」ではじわじわと恐怖感をあおり、ラストで爆発させるというのがアリーアスターの手法だと思ったら今作もそういう作りになっていた。
がそれが完全に失敗している。

2幕に入るまでの長さかつ説明の少ない1幕、ドラッグムービーかつ意味のわからないことを延々としている2幕、シュールギャグ映画化している上に恐怖など微塵も感じない3幕。2時間強の見どころのない苦痛で素人レベルの脚本で儀式と一緒に燃やしてしまいたいぜHAHAHAHA。
グロ描写も普通だし、作り物感が強いかな。

色々考察できる映画だが、考察する気にもならないつまらなさ。
そもそも本作はホラー映画ではない。だがジャンルを聞かれると、ホラーないしスリラー、もしくはサイケデリックだ。

前作もそこまで面白くなかった故にハードルを下げて鑑賞したが、今作はさらにそのハードルを下回った、オールタイムワースト映画の一本。

エンドロールは必ず最後まで観る派だが、早く終ってほしくて、座っているのが苦痛でエンドロール中に始めて劇場を出た。
二度とアリー・アスターの映画は観ないと思う。

良いところをあえてあげるならば、
映像が美しかった。それだけ。