パンダまん

バスケットボール・ダイアリーズのパンダまんのレビュー・感想・評価

3.5
レオ様の初主演作を観ることができました。
TSUTAYAのレンタルしか配信がないのがすごい。
久しぶりにDVDで観れたけど懐かしい感じ。
初期のレオ様作品もっと観ていきたいな。


監督もミュージカル系の方で初の長編映画でストーリーは丁寧だった。
ジムキャロルの体験記が原作でリアルな追体験ドキュメンタリーな落ち着いた映画。でもレオ様の演技がすごいリアルで全然飽きない。

中毒性があるものは自制出来ないから怖いけど若年層や情報不足な状態では度々判断を誤ってしまう。だから規制が進み棲み分けも出来て来たけど、どこからともなく流入するのが、オープンな国アメリカのアングラっぽかった。
一度手を出すと死ぬまで抜け出せないか、止めるのに死んだ方が楽なくらい苦しむしかないドラッグが気軽に手に入る時代は怖すぎる。
友人の死に苦しむ優しい少年が辛さを紛らわす為に手を出すものがドラッグだったのが悲しい。
知らず知らず健康や時間を消費する麻薬的な中毒性があってリスクもあるものは、アメリカから現代はウェブに舞台を変えて色んな形で変えて生まれてくるけど、周りの人の愛を忘れないで自分の事も大事にしていられたらと思った。
バスケットの試合でテレビに出てお母さんへの感謝を伝えてるチームメイトを観る主人公ジムの気持ちを考えたら、後戻りが出来ない状況になってしまったことが本当に悔しかったと思う。

苦しみを乗り越えて人の苦しみが分かる人は本当に強いと思う。
優しいけど道を誤ってしまうことはある。でもそれを乗り越えて誤ったことを伝えたり新しいものを生み出せる人はすごいと思った。
誤ったと思った時に、事実を正しく認めて行動を変えていけることは紛れもない強さだと思う。

色んな人の愛の優しさ厳しさが描かれていて、ドラッグに苦しみもがくレオ様の演技が圧巻な作品だった。
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