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82年生まれ、キム・ジヨンのnnのネタバレレビュー・内容・結末

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

だいぶ前の試写会にて鑑賞。
父と、息子、娘の関係が、お国柄なのか時代なのか日本よりさらに強烈。
海外出張のお土産、息子には万年筆、娘達にはノート。
わたしゃ意地でもいらん!と、無性に腹が立った。
息子から、お姉ちゃんの好物聞かれた父、あんパンって、、、娘のこと知らなすぎ。
姉から、あんパン好きじゃないと聞いて愕然とする弟。

夫コンユは素敵。優しすぎる気もする。

55になってやっとわかることとは言え、その時その時は、苦しくて、永遠に続く恐怖に思えるのだ。
子育てなんて一瞬なのに。
何かを犠牲にした人は強い。

朝ドラ『スカーレット』の喜美子さんに息子が言った言葉、「お母ちゃんは陶芸家として成功した代わりに、大事なもの失った」は強烈。
働き続けた母達の何万人もが涙したんじゃなかろうか。(試写会、だいぶ前だったから、感想のメモ書きの内容が古い)

上司の、私は幸せそうに見える?って質問も、なかなか辛い。

これは、この同じ世代の男性女性が観るのがベスト。
この底辺に流れるテーマは永遠のテーマに思われる。
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