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フェアウェルのDNArhapsodyのレビュー・感想・評価

フェアウェル(2019年製作の映画)
3.0
がんで死ぬ人はがんにではなく、恐怖に殺される――。

中国ではそう言われているようだ。助からない病にかかった人には余命宣告はせず、家族は黙って優しい嘘をつく。医者ですら嘘に加担する。

祖母ナイナイは余命3ヶ月。親戚一同が、いとこの結婚式を口実にナイナイに会う。

幼い頃アメリカへ移住した孫のビリーは葛藤する。西洋では個人の命はその人のもの。東洋では、命は全体の一部、家族や社会のものなのだ。

大きな展開もなければグッっとくるシーンも特にないく、死を扱う映画なのにほのぼのとしている家族の物語。
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