ミステリーを期待して見てしまった評価なので、額面通りに受け取らないで下さい。
う～ん、物足りない！
決して途中で止めることはなかったが、飛行機だったから惰性で見たかも。
いや、見所はある。長男役の西郷隆盛だった人(名前度忘れした)なんか良い味出してた。
そして皆さん言ってるが、松岡茉優。演技うまいな～。だいぶ擦れていて、強い口調で喋ったかと思ったら、可愛らしい仕草があったり。
一方で佐藤健。う～ん、、なんかワイルドイケメン感出すぎちゃってない？あまり感情移入ができない。
そりゃ、忌まわしい過去に囚われた土地に縛り付けられた他の兄妹二人と違って、都会の異質感を出したいのは分かるよ。でもあれじゃあ、なんか役者崩れみたいなんだよな～。隠しきれないイケメン感があって。悪い意味で。
書いていて、なぜ西郷隆盛だった人(まだ名前思い出せない)に好感を持てたか分かった。それは吃音が抜けきらない、実直しか取り柄がない役柄を演じきっていたから。そういう意味ではまだ役柄以上に松岡茉優感が出すぎちゃう松岡茉優よりも上だったかも。
ここまで、だらだらと三人兄妹にあれこれ言ってしまったが、物語の根幹となる三人がどこか噛み合っていないのがストーリー全体に投影されてしまっているのかな～。
いや決して悪くはないのだが。それにしても、ヒューマンドラマと捉えたとしても、どこか浅い気がする。
人間てあんな風に折り合いつけられるのだろうか。なんだか偶然の産物な気がしてしまうんだよな。
もっと泥臭い、ミステリー要素を孕んだゴリゴリのヒューマンドラマを見たいなと思ってしまいました。
