grandesubaru

9人の翻訳家 囚われたベストセラーのgrandesubaruのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

どんでん返し系。
レビュー見てると予想通りという声も多いが私は騙された…というかええっ!という驚きとともにスッキリ観ることができた。

文学の才能を認めてもらうためだけに師匠にデュダリスを書いたエリック。師匠はそれをペンネームで出版。世界中でベストセラーになるが、利益重視の出版社、翻訳を通して汚される自分の作品に耐え切れず、アングストローム社と決別。その結果、師匠はアングストロームに殺され、デュダリスは完結作として世界中に出版されることに。復讐を目論むエリックは、素性を隠して翻訳家の一人として社に潜入する。
周到に計画を練り、翻訳家の仲間、そしてアングストロームにも、架空の作家の原稿を流出させる、金目当てのファンを演じるエリック。盗んだ原稿(実際は自分が書いた原稿)はネットに流出させ、アングストローム社から大金を送金させる。最終的にその大金はアングストローム自身に送金し、アングストロームの自作自演を演出するのだが。。。
そうとは知らないアングストロームは、エリックを尋問して原稿の流出方法などを聞き出す。その中でエリックの正体を知らされ、殺人の事実を自白してしまう。
結果的に、アングストロームは殺人と詐欺監禁等々いろいろな罪を償うことになる…
という物語。

その展開の魅せ方が面白くてとても楽しめた。わかりやすさも良い。
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