健一

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊の健一のレビュー・感想・評価

4.0
ウェス・アンダーソン節!
健在! 超絶! 増し増し😃!

「グランド・ブダペスト・ホテル」以来 7年7ヵ月ぶりにオールスター アンサンブル コメディを大堪能させてもらいました😃。
この『ぬる〜い お風呂にゆっくり浸かっているような このユルい感じ😅。』たまりませんな。
「グランド・ブダペスト・ホテル」でアカデミー賞にて9部門にノミネートされ批評、興行的に大成功を収めたウェス・アンダーソン監督。
恐らく映画会社のお偉いさんに『もう、あなたの思いのままに撮っていいよ。』って言われたんでしょうね!
前作の「犬ヶ島」は消化不良に終わってしまったので 今回は監督の『思いのまま』が大爆発しています。

アンダーソン作品常連組のビル・マーレイ、フランシス・マクドーマンド、オーウェン・ウィルソン、エイドリアン・ブロディから初参加のベニチオ・デル・トロ、ティモシー・シャラメ、クリストフ・ヴァルツ。
そしてタイトルに『フレンチ』とあるようにフランス🇫🇷からはレア・セドゥ、マチュー・アマルリック、ドゥニ・メノーシュまで。
とにかく隅から隅まで めまいがするほど豪華なキャスト達!
皆さんアンダーソン作品の一部になりたくてしょうがないのでしょうね!
もうすっかり 巨匠 の領域です😃。

さまざまなパートに分かれて それぞれカラー、モノクロ、アニメーション、静止画(?😂)を巧みに絡ませて飽きる事なく楽しませてくれる監督の抜群のセンスがたまらない。
ただ唯一の難点はとにかく字幕を読む(追う)のが超大変。
ナレーションで喋る喋る!
キャスト達が喋る喋る!
作品には満足したが、目はかなり疲れた。
これから鑑賞される方は鑑賞前に眼球の軽いマッサージ、または目薬を刺しておいたほうが良いかも。

監督の過去の作品のように大興奮、大感動させてくれるような作品ではない。
しかし一瞬も目が離せない。終始『クスクス笑い』の連続。
このスタンス、たまらなくクセになりハマってしまいます。
ジェフ・ゴールドブラムが今回不参加だったのが個人的には残念😞。

いやぁ、1月の公開作はとにかく濃厚だったなぁ😃。
良作連発でした!


2022年 1月28日 8:30〜 公開初日
グランドシネマサンシャイン池袋screen 5 BESTIA
💺346席
客入り 60〜70人。

さすがアンダーソン監督作品。
早朝からこの客入りなら良いスタートなのでは。
鑑賞後、出社🚶‍♂️。
健一

健一