過去鑑賞。
コゼットもジャン・バルジャンも出てこない。2019年のパリ。
フランス映画だけれど恋愛映画ではない
刑事があだ名を付ける文化は日仏共通なのか。
原題 Les Misérables は、「悲惨な人々」「哀れな人々」を意味する。
「世の中には悪い草も悪い人間もいない。ただ育てるものが悪いだけなんだ」とヴィクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』の一節が引用されていた。
始まってから終わりまであっと言う間だった。カメラが当事者目線で、登場人物のそばにいて観客も現場にいるような感覚になる臨場感。
ジャスティスというフランスのミュージシャンが2008年に作った『stress』という曲のMVを思いだした。そのMVは大友克洋の『AKIRA』とか見る感覚だったけれど、この映画はニュースやSNSを見る感覚に近かった。リアリティが格段に上がっている。それは作品の力なのか、時代のせいなのかを今、考えている。