このレビューはネタバレを含みます
ニューカッスル・アポン・タインが舞台。ギグワーカー(と訪問介護士)の過酷な日々。みてるのが辛くて何度もあと何分あるか確認してしまったがすばらしい映画。ドライバーになってから坂を転がり落ちるように搾取構造に絡め取られてゆく主人公、このあとどうなるかは明示されないオープンエンド。
介護士の妻の方に「(そんなに長時間働かされて)8時間労働ってどうなってるの」と疑問を口にする被介護者。しかし夫婦ともにハードとはいえ夜9時で終わる仕事なら、日本の労働者のほうが劣悪な労働条件で働いているとも言えるかも。いかに日本の労働環境が異常かってこと。ケン・ローチのクオリティで日本の長時間労働者の実態を描ける作り手、いるかな⋯⋯