このレビューはネタバレを含みます
それでもこの毎日は続いていくんだと思わされる作品
題名は知ってたけどまだ観たことはなくて、大学の先生が授業の一環で観せてくれました
心が苦しかったな
1日14時間週6日の労働なんて考えられない でも家族のために生きるためにか働かなくてはいけない 労働環境も良いなんて絶対言えないような場所でリッキーもそうだしアビーも理不尽なことがたくさんあって身体的にも精神的にもギリギリな毎日
そんな中で家族が支えとなれば良いと思うけど家族はバラバラ
家族のための仕事ということはわかってるけどセブとライザはやっぱり寂しいと思う だからセブは非行に走ってしまい、ライザは夜眠れなかったりと不安定な状態
みんなのために頑張ってるんだからわかってくれってわかってるし自分もそうだよって
前みたいな家族に戻りたいんだって いつからこうなっちゃったんだろう
ライザが車のキーを返すシーンやアビーがマロニーに電話口で反撃するシーンとか、家族のことを想ってるからこそだけどそれが良い方にいかなくて自分がしてしまったことに後悔して泣いてしまってるのがすごく苦しくなった
そしてラストシーン あんなにボロボロの状態でも働かなくてはいけないなんておかしい でもそんなこと言ってられない あの家族の日常はこれからも続いていくという終わり方だった
みんな家族を大切に想ってるからこれ以上4人がバラバラになることがないことを祈ることしかできない
変に綺麗に終わらせなかったからこそ、現状の問題を教えてくれる作品だと思う 観ることができてよかった