このレビューはネタバレを含みます
マイホーム購入のために転職し、朝から晩まで働く主人公リッキーと妻アビーであったが、家族で過ごす時間が減ったことによって引き起こされる家庭問題を描くイギリス映画。
怖いくらいリアルな家庭描写でした。
一家の大黒柱として家庭を支えていくために懸命に働くと同時に、それゆえに家族に目が行き届かずフラストレーションを溜めてしまう様子が特に印象的です。
映画のエンディングもここで終わるのか…とずっしりと胸に響きました。一家の行く先を想像すると頭が痛いです。余韻◎
※個人的には息子セブの心理描写がもう少しあっても良いのでは…と言う気はしました。リッキーに反抗的な態度を取ったと思ったら数日後には無邪気に話しかけたり気にかける描写があり、反抗期ってこんなんだっけ?情緒不安定に見えるなと思いました(そういう狙いかもしれないけど)。