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家族を想うときのウニのネタバレレビュー・内容・結末

家族を想うとき(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

フランチャイズ契約の業務委託の宅配ドライバーへの搾取が凄かった。休んだら罰金とか合法なのか?請負法ー。イギリスの固定化した階級社会。そして住宅ローン、サブプライムローン破綻のその後。

それぞれの現場の気のよい素敵な方々が、持ち場で最善を尽くすことで、より良き社会が支えられている。口だけ大将の経営・管理側より現場の力の方が何倍も尊いし、かっこいい。街は現場で作られているのさー。人間を道具のように扱う社会は続かない。お金の論理で考える病、効率至上主義病が蔓延しすぎてる。

ここまで経済成長しない社会で、マイホーム神話で銀行から借金させるのが正しいの?

いろんな業界で業務委託の方が増えてるそうです。個人で組織と契約・対峙する社会なんですか。不平等契約大杉。つらみ。

劇場で常に弱者の立場で戦ってくださっている女性議員の方とすれ違って胸に熱いものが、、、。最後に頼りになるのは、血のつながった人々との心のつながりだけとは、、、。

ケン・ローチ監督の作品に注目する!
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