売れないお笑い芸人の観点

スペシャルアクターズの売れないお笑い芸人の観点のレビュー・感想・評価

スペシャルアクターズ(2019年製作の映画)
3.6
櫻井麻七が好きなので観ました。「カメラをチョメチョメ」もそうだけど、こういう映画を作れる監督ってなかなか居ないし、構成力に感心します。
ただ、全体としてのまとめかたと比べ一つ一つの展開ややり取りが不自然かつ少し弱いような気が。
映画というよりも舞台を観ている感覚になる。舞台は生もので客席で観るから良いのであって舞台作品をビデオで観たところで入り込めない。
たぶん感情を揺さぶるような、心臓や魂を直接傷つけてきたり温めてくれたりするような生臭い刺激が足りないんだと思う。

監督は優秀だし人生をかけ全力で作ってるとは思うんですが、良くも悪くもお上手。
どう説明すれば伝わるかわかりませんが、好きで作ってはいるんだけど「これを作るために生まれてきた」「これを作らずにはいられない」みたいな突き抜けたものまでは感じられないんですよ。
その辺がビジュアルバムやトカゲのオッサンとの大きな違いなのかも。

あと、どんでん返しが後付けに感じてしまうのは、そこまでに予兆、伏線みたいなつながりがないからかもしれません。あ、やられた...とまではならない理由。

【個人的な評価(10段階)】
◼️総合点(7)◼大人も楽しめる(8)◼必要な知性(7)◼️️小学生向き(5)◼男向き(8)◼️女向き(6)◼️️️斬新さ(7)◼️ワクワク感(6)◼泣ける(4)◼️グロテスク(6)◼️笑いのセンス(5)◼️最初のほう(5)◼画(5)◼️️キャラクター正義(5)◼キャラクター悪役(なし)️◼️主人公(6)◼️ヒロイン(なし)◼️女キャラ(4)◼️エロ(5)◼️最強キャラ(なし)◼️戦闘シーン(5)◼人情味や人間愛(4)◼️恋愛(3)◼️中毒性(4)◼️何度観ても飽きない(4)◼️作品としてのカリスマ性(5)