菩薩

Daughtersの菩薩のレビュー・感想・評価

Daughters(2020年製作の映画)
1.0
主演の2人のビジュアルは良い、太腿映画としてはS級、ただそれ以上の物は何も無いどころかこれはもはや「呪い」の作品ではないかと普通に怖くなった。そもそもいかにもソフィア・コッポラ、ウォン・カーウァイら辺に触発されてそうなエモとオシャレに全振りしたイメージが本当にイケすかない、朝焼けに染まる街を手を繋いで駆け抜ける2人をバックにシューゲイザー寄りのインディロックと胡散臭いモノローグを流しながらスローモーションで…とかもう2000000000000回観たからいらないし、家にペットボトルの強炭酸水では無くペリエが常備されており桜満開の目黒川沿いを臆することも無く闊歩出来るこの国の上位カースト2%くらいにのみ許された行為を平然と行える層向けであろう作品が私如きに刺さる筈も無い。キャリア的にもいざこれからだ!の20代後半女性の予期せぬ妊娠を描くのにはまるで葛藤が無さすぎる、こうして堕胎は殺人行為であるし出産は何よりも尊く神秘で子育ては人間が生きていく上で最も崇高な行為であると「母親」に呪いをかけていくのだろうと思った、父親は不在のままで。
菩薩

菩薩