『静かな雨』（2019）
大学で生物考古学研究助手をしている行助は、こよみという女性が1人で経営するたい焼き屋に通うようになり、2人は徐々に親しくなっていく。しかしある朝、こよみは交通事故に遭い、意識不明となってしまう。こよみは奇跡的に意識を取り戻すが、事故の後遺症で記憶に障害があることが判明する。事故以前の記憶は残っているが、意識を取り戻してからの記憶は1日経つと消えてしまう。行助は新たな記憶が刻まれることのないこよみと、以前と変わらずに接していこうとするが……。(映画.comより引用)
仲野太賀の「いちばんすきな花」を経て、「今日から俺は!!」で感じたコメディへの順応さが凄まじいことを実感しましたが、元はこっちでしたね。どっちでも即座に成立する凄い役者さんです(やっぱスタダすげぇ…)、彼の表情がたまらなく好きなんです。私の中で、どの役でも本当にその人に見えてくる数少ない役者(その世界で生きているというか…)
一週間フレンズらへんから流行った気がしますが、記憶なくなりリセットタイプの映画は増えてきました。その中でも本作はすぐに順応する所が日常の一部であり、ただ積もりに積もって耐えきれなくなったり。など人間らしさ、生活の泥臭さが垣間見える丁寧な描き方であったと思います。
2024-009
