akihiko810

糸のakihiko810のレビュー・感想・評価

(2020年製作の映画)
3.4
瀬々敬久監督。中島みゆきの名曲「糸」をもとに映画化

平成元年生まれの高橋漣と園田葵。北海道で育った二人は13歳の時に出会い、初めての恋をする。そんなある日、葵が突然姿を消した。養父からの虐待に耐えかねて、町から逃げ出したのだった。真相を知った漣は、必死の思いで葵を探し出し、駆け落ちを決行する。しかし幼い二人の逃避行は行く当てもなく、すぐに警察に保護されてしまう。その後、葵は、母親に連れられて北海道から移ることになった。漣は葵を見送ることすらできないまま、二人は遠く引き離された…。それから8年後。地元のチーズ工房で働いていた漣は、友人の結婚式に訪れた東京で、葵との再会を果たす。北海道で生きていくことを決意した漣と、世界中を飛び回って自分を試したい葵。もうすでに二人は、それぞれ別の人生を歩み始めていたのだった。そして10年後、平成最後の年となる2019年。運命は、もう一度だけ、二人をめぐり逢わせようとしていた…。

中島みゆきの「糸」はよく知らない曲なので、特に思い入れはないのだけど、結構いい曲だね。
で、肝心の映画の方だけど…これはこてこてのオーソドックスな、捻りの全くない作品。人によっては「邦画のだめなところを詰め込んだような作品」と言ってもいいのかもしれん。
演出にもお話にもなんの捻りもアイデアもなく。よくあるパターンの邦画、という感じで残念。よく言えばすんなり見れる、悪く言えばスカスカ。
役者陣は悪くないんだけどね…。
よくも悪くもテンプレな「ザ・邦画」な出来の作品。個人的に好きかと言われると、「好きではない」となっちゃいますわな。

あと、菅田将暉って小松菜奈と結婚してるのか。「糸」婚ですねー。まぁ、美男美女の結婚なんて何の驚きもないのだけど(苦笑
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