しょーた

いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46のしょーたのレビュー・感想・評価

3.6
既に絶頂を極めた彼女たちの裏側には
なにがあるのか?
ある時期からグループの地位も確立され、卒業が当たり前になりだし、画面越しにも物悲しさのような、空虚まではいかないような雰囲気をグループ全体から感じていた。あくまで一視聴者として。
だけど青春時代、感動や日々の原動力をもらっていたグループ


すごく刹那的で限定的な職業
人生の輝けるほんの数年間で一生分の景色を駆け抜ける
だけどそこで誰もが同じ未来を見てるわけじゃないこと
どこに行っても誰と会っても特別という孤独
それゆえ難しい将来像など

そしてなにも特別なんかじゃない一個人なこと。同窓会の先生の態度にはグッときた。
そこには自分と同世代の、おんなじような悩みを抱えてる人がいて、自分が何者なのかいつも探していて、変え難い何かを抱え生きてるように見えた。

思えば自分も思入れのあった居場所にいた時、そこを去るとき、こんな気持ちだった。思い出すと暖かな記憶。それが毎日で、人生そのもので、自分のすべてだったと言える彼女たちにはどれほどの重みなのだろう。その涙の熱さは計り知れない。


いまはコロナもある。またグループの置かれた状況は変わり、思うことは様々なのだろう。
1期生は残り2人、後輩は5期生まで。
変化は当たり前だし、そうゆうもの。
その瞬間しかないから眩しい

でも卒業はやっぱりどこか寂しい
卒業してもまたどこかで活躍を耳にし
ふと勇気をもらえたら嬉しい😊
しょーた

しょーた