三角

ソウルフル・ワールドの三角のレビュー・感想・評価

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)
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かなり良かったと思うんだけど!!!?
ていうかそもそも魂ってやつのことが好きすぎる、オレは!っって話かも知れんが...

長く日の目を見なかった中年のジャズプレイヤーが成功を掴んだその日に突然死...なんて聞くだけで心引き裂かれちゃうよ、絶対に観たいと何年も前に公開されてたのに観る術を奪われていた一作。
でも観た信頼する人たちが軒並みみんな貶していたのでまぁ観んでもいいんか😅と思っていた。え?良かったですが?😅
確かにエンドロールを見ながらなんかのセラピーか宗教の啓発みてえな音楽だ...みんなコレを嫌ったのか?とは思ったんだけど、あの天国の表現オレは....大好きだよ!色が良すぎ。パウルクレーの絵みてぇな管理人たちのキャラデも好きすぎる(光文社古典新訳文庫の表紙...?)馬になったり手が増えたりみんな名前同じだったりやや怖いところも含めて完璧すぎる。アクキー欲しい、ピクサーアニメに対してはじめてグッズ欲しいって思う、マジで。
あと22なんか日本語翻訳あたり普通に女性に寄っちゃってる感じするけど本当は超ノンバイナリーなキャラだったんじゃないかな?と疑っている。生前の性別すらない魂が死んだ中年男の身体に入り1日を過ごす。男は間違ってネコチャンに...このバディが物語を引っ張るのだがけっこう、ピクサーお得意の親子ものでもないし、親友とかでもないし、かなり謎でだからこそ強力な魅力みたいなものはないんだけどなんか少なくともかつてないパターンであり良かったな!とも思ってる。しかも身体共有しているしお前はオレってリプリーの変形だよ。

なんかあんま見たことない映画観たな!って思っている。でもそもそも死後の世界ものとか霊、魂の概念が大好きすぎるんだ!オレは!なんか結局はBLEACHの影響なのかも~と思ってっけど夢から醒めた夢を幼少期にマトモに喰らってっからね~てこともあり...しかし、真面目に、身体がなくて感覚が実在しなくてでも我々がそれぞれ人格を認識できる存在、霊や魂というやつってほぼ絵と同じじゃん、キャラクターというやつじゃんと本気で思ってるから好きなんだよ。絵だから、現実では不可能なこともできたりコントラストが強まったり多少不快なところは無視したりできる、魂の概念、絵じゃん。好き...って自覚があるところに最近直撃してきたのがハズビンホテルだったワケですが...
死後の世界で魂になった人間たちが〜ってやつも好きだけど現世を生きながらにして別世界に存在する手段を持っていて〜ってのも好き。てか死後とか魂とか言ってないだけでこの手法を持っている少年漫画はかなり多くてなんなら仮面ライダーって変身アクション作品はモロにコレなんだと私は思ってっからね、特に、龍騎。
で今作の死んでないけどなんか冥界で海賊になってるヒッピー連中も楽しそうすぎて好きだった😂でもこいつらをこそ俺の信頼しているこの映画嫌ってる人たちは嫌がってそう...今からそのみんなたちの感想を直視していくわよ。

まあ、この世を生きることは素晴らしいよ、間違いなく。なのに戦争が絶えず差別に満ちたこの世、ていう側面を描かくこともなく生きることをそんなに肯定できるかよ!っていうのはわかる。それでもなお、って話のほうがいい…(ベルセルク第4巻黄金時代編3みたいなのがいいと思う)あの世すらシステム化されていることのヤダみもわかるけどビジュが良すぎて...許せちゃう笑😂
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