このレビューはネタバレを含みます
スクリーンで観るのは初めて!
劇団四季で何度も観ている作品。
25周年ロンドンの舞台版dvdも好き。
なんたって、アンドリューロイドウェバーの曲に惹かれるわけなのだけど、
良音にて大きなスクリーンで観られて至福。
舞台版との違いも楽しめたけど、
舞台ですら、ファントム、クリスティーヌ、ラウルのそれぞれの想いの錯誤が毎回演じ方や見え方が変わって印象変わる作品だなぁ思う。
この映画作品の最後のバーチェラーファントムの、
心の解放と同時にやってくる苦しみが凄みあった。
クリスティーヌはファントムに抱いていたものはなんだったのか、
舞台で毎回定まらない印象はある。
このポイントオブザノーリターンは、歌という面ではクリスティーヌとファントムの、他には入れぬ結びつきみたいなものを感じた。
年老いたラウルが一人ファントムとの思い出の品をオークションで手に入れるの、
それまでどんな人生で、どんな想いでいたのだろう。
映画では、よりそれの含みを感じる。