あられ

ルパン三世 THE FIRSTのあられのネタバレレビュー・内容・結末

ルパン三世 THE FIRST(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

小林清志さん追悼⑨

ルパン三世劇場版第10弾作品

小林清志さんの演じる次元大介が、最後に出演した映画です。小林清志さんの次元はそろそろ限界感が出ていましたね😭

ルパン初のフル3DCGアニメーションで、”カリオストロの城” ”天空の城ラピュタ” などの宮崎駿色を取り入れた作風 + “インディージョーンズ” 風の考古学者の謎解きみたいなストーリー展開に目新しさはなく、いい意味で安心して見れるオーソドックスなルパン映画です。

ルパンは赤い皮ジャケット仕様でハードボイルド感があまりなく、かっこいいというよりも優しいおじさましてますw ヒロインの心を盗むのはもういいよって思いますね😆

3DCGの出来栄えが素晴らしく、物質の質感や動きが2Dアニメよりリアルで、アクションシーンは躍動感のあるカメラアングルのため迫力が半端ないです。めちゃくちゃかっこよく仕上がってます😆

物語は第二次世界大戦からおよそ20年後のこと、ルパンVSネオナチのお宝争奪戦を描いています。

ルパン三世の爺様、アルセーヌ・ルパンやナチス・ドイツの総統、アドルフ・ヒトラーも盗めなかった因縁のお宝で、その謎を解き明かした者は、巨万の富を得られるといわれている“ブレッソン・ダイアリー”を巡って、ルパン一味とアーネンエルベが熱いバトルを展開します。実はそのお宝には、とんでもない物が隠されているのですが…。

個人的には、ヒトラーが求めたと言うお宝伝説や、ヒトラーは総統地下壕から脱出し、南米に逃げ延びたという都市伝説などの歴史的背景がストーリーに盛り込まれていたのがよかったです😆

“これからもルパンを世界に向けて、いろんな冒険をさせたいと思います”
2017年7月 モンキー・パンチさんの生前遺した言葉で今作は締めくくられています。
あられ

あられ