不条理でシチュエーションのみを楽しむありきたりのマンハントものかと思いきや、黒幕も動機もキチンと明かすと共に強烈な社会風刺を盛り込む事でそんじょそこらの投げっ放し作品とは一線を画す。流石のブラムハウスといったところか。
多少のゴア表現はあるが、ユーモアたっぷりで非常に軽いタッチ。初めは情報やら状況を唐突に放り込んできてとまどうが、進むにつれて徐々にネタ明かしされていくのでもう一度見返したくなる。考察や議論の余地もある（価値はあるか？）。
主人公が、女優の変な演技も相まっていろんな意味でヤバい。彼女がこの映画一番の不条理かも。
期待値3.0
2021/08/25 吹き替えで再鑑賞
